警備員の現任研修とハラスメントについて

警備BLOG

警備員にとって現任教育は半年に一度必ず受けないといけない大切な教育です。


しかし、今年はコロナの影響で時期が延び延びになってしまって、やっと先日教育が行われました。


お察しの通り、今の時期の方がよっぽど悪いのですが、本来1月に行う予定の現任教育がコロナがはやり始めたころで、ある程度感染が収まるまで待とうということで待っていたところ、いつまでたっても収まることがなく、収束するどころか、逆にどんどんひどくなっていき、ついにはロックダウン寸前のところまで来てしまいました。


年度末という時期もあり、何とか今年度中に済ませておきたいという会社側の意思もあり、強硬して行いましたが、集合現任教育の方法を改めて考え直す必要があると感じました。


ちなみに、 2019年8月30日付けにて警備業法施行規則等の一部が改正され、同日施行により警備員の新任教育と現任教育の教育時間数が変更されました。
 

改正により単に教育時間数の変更だけでなく、基本教育と業務別教育の時間数を統合。従来前期と後期の半年毎の教育期が1年毎へなるなど、制度が変更されています。

山口警察

警備員の教育についてはまた改めてやっていきたいと思いますが、


今回のテーマは、基本教育、業務別教育以外に、ハラスメントについての講義があり、


ハラスメントについては、いろいろと気づかされる点も多く、業務以外でも注意しなければならいと改めて感じました。


警備員のハラスメントについて少し考えてみたいと思います。

ハラスメントとは

ハラスメント(harassment)とは、 相手に対して行われる「嫌がらせ」のことです。


「いやがらせ」は、自分の地位や権力などを背景に相手に嫌がらせを行う、パワーハラスメントだけではありません。


少し前に話題になった、モラル(道徳)による精神的な暴力や言葉や態度による嫌がらせのことで、モラルハラスメント、モラハラと呼ばれるものや、


「男らしさ」「女らしさ」を強要するいやがらせで、ジェンダーハラスメントといったものなど、いろいろなタイプのいやがらせがあります。

警備員のハラスメント

警備員によるハラスメントには、どういったものがあるのでしょうか?


僕は機動、管制指令長などを経験していますが、常駐経験はありません。


しかし、常駐警備も僕が務めている会社では、大きな柱なので、現場の隊長や隊員との面識があり、そこから意見を聞いてみたところ、


やはり一番多いのは、パワハラでした。


隊長から隊員に対するパワハラ。


副長や長年その場所で勤務している隊員による、新人いじめ。


などがハラスメントの大半を占めていると思います。


それが原因で警備員がなかなか定着せずに、すぐにやめていってしまう事も多く、


本部サイドでの隊長、副長への指導を通して改善していかなければならない課題も多いと感じます。


特に多いのが、古い隊員が新人に対してやってしまう行き過ぎた指導です。


古い隊員に聞けば、新人隊員の出来きが悪すぎるので、すこし注意しただけだが、すぐにやめてしまうといい、


新人隊員に聞くと、教わってもいないことをやれと言われ、失敗すると大きな声で叱られることがあると話し、


両方の意見が立場によって正反対になることが殆どです。


これは僕の経験上、だいたいが行き過ぎた指導が原因になっています。


たしかに、覚えの悪い隊員はたくさんいます。


人員をギリギリで回している事業所の場合、不慣れな新人を抱えると、他の隊員に負担がかかり、経験豊かな古い隊員にしわ寄せが来ます。


皆が仲良く、平和に仕事ができるようにしたいところですが、お互いの言い分をまとめるのは至難の業です。


そこをうまく取り持つのが隊長の仕事なのですが、結局古い隊員の意見を取り入れてしまっていることが多いようですね。


一方、機械警備ではどうでしょうか。


これは僕が専門なので答えることができますが、


基本的に大きなパワハラは起こりません。


これは、現場での対処が基本的に一人で行うため、現場でのミスは自分自身に直結しています。


なので、新人研修の時にいくら覚えが悪くても、研修項目をしっかりと教えた後、独り立ちしてからは直接、一緒に業務することがないからだと思います。


大きな事業所で、機動員が一つの待機所に何人もいるところは、常駐に似たようなパワハラが起こるかもしれませんが、


あまり聞いたことがありません。


ただ、管制室は少し違います。


この部署は、管制室に数名の管制員が24時間監視業務にあたっており、


業務内容がそうとうハードであるので(体力的というもの以上に精神的に)、


時としてパワハラのようなものが発生します。


これも、同じく管制長がしっかりと部下の言動などをチェックして、隊員同士のハラスメント防止に努めないといけません。



これは、僕の主観ですが機械警備の隊員はパワハラというより、モラハラの要素が強いように感じます。


特に管制員では、言葉の暴力というか、ちょっとした冗談のつもりで放った言葉が、相手に突き刺さりひどく落ち込ませることがあります。


「精神的暴力」「精神的虐待」 は言っている本人はなかなか気づかず、言われている方は深く傷ついている場合が多いですね。


結局は、管制長や機動長、統括マネジャーなどの職位についてるものが隊員のガス抜きをしてあげて、円滑に仕事進める環境つくりをしていくしか方法がないように感じます。


もし、これを読んでくれた警備員の方がいれば、ご意見を聞かせてほしいですね。


警備業界の職場環境の改善はほんとに多岐にわたると思います。


一気には変えれませんが、少しずつ変えていけたらいいですね。

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